女性社員のシゴト座談会@金沢

女性が活躍できる社会とは、働きたい女性が仕事と子育て・介護等の二者択一を迫られず働き続けることができ、その能力を十分に発揮できる社会のこと。

このたび、金沢市内で働く女性たちに集まってもらい、「働く」をテーマに意見交換をおこないました。

まず自己紹介と仕事内容の紹介をお願いします。

津田

(株)日本政策金融公庫に就職して5年目。全国転勤がある総合職として働いています。金沢にはH29/10月に着任したばかり。仕事内容としては、企業の査定業務、中小企業経営者や社内向けのセミナー企画が主なものです。また、チューター(指導係)として、後輩の指導などもおこなっています。神奈川県出身です。

梅基

出身は金沢。過去に結婚退社や仕事と育児の両立も経験しています。現在勤務している(株)竹松組は、正社員としては3社目で、今年で勤続13年目になりました。

会社の業務は、土木工事が主なもので、水道管やガス管、河川の改修などをおこなっています。私自身は総務として、社内の庶務や営業事務などを担当しています。

父親の介護の時には、定時で帰れるのが本当にありがたかったです。

川森

地元金沢出身で、(株)日本海コンサルタントに就職して6年目になります。技術職として、土木構造物の設計に携わっています。基本的に男性の多い職場で、技術系の女性は1割未満といったところでしょうか。現在はサブリーダーをしていて、後輩の多くは男性です。

プライベートでは、独身で両親と同居しているので、おかげさまで仕事に没頭できます。毎日結構タフに働いていますね(笑)。

水野

(株)北日本ジオグラフィで測量に関する仕事をしています。まだ入社1年目の新入社員です。

学生時代の趣味が登山でした。登山中、地図から距離を推測することを通して、地図の頼りがいを強く感じ、測量の世界に興味を持ちました。地元は愛媛で、大学は京都です。就職活動の際、現在の会社が、文系の学部出身でも技術職として採用していることを知り、新天地金沢に来ることを決めました。

日々仕事をしている中で、あるいは今後のライフスパンを見据えて、「働き続ける上での課題」や「これがあれば将来的にも仕事を続けられる」というものはありますか?

津田

やはり結婚・出産・育児が大きく影響してくるとは思います。

幸い社内には、時短・フレックス制度、出産特例、育児特例など、さまざまな制度があり、実際に利用している先輩方も多いので、これらの制度を使えば働き続けることができるのではないかと考えています。育児休業中も希望すれば会社からモバイル端末機が貸与されて、社内LANへのアクセスが可能になっています。人と人とがつながる手段があれば、育休復帰への不安も減るのではないでしょうか。

パートナーや親の支援があれば、さらに心強いですね。

川森

産休育休制度が仕事を続けていく上での肝になると思いますが、社内ではかなり整備されてきました。現在取得中の先輩もいますし、育休を明けて戻ってきた先輩もいます。育休後は時短勤務も可能なので、仕事とプライベートとを両立している先輩方の姿を見て、自分自身の将来のイメージもつかみやすくなりました。

気軽に相談できる上司や女性管理職の存在もありがたいです。

梅基

働き続ける上で何より大切なのは「周りの理解とサポート」なのではないでしょうか。

私自身は、子育て中は自分の親と同居していたので、母親にずいぶん助けてもらいました。今は親の介護を抱えていて、病院に連れて行く際には仕事の時間を削らなくてはいけない状況です。子育てや介護は、精神的な余裕がないと辛くなるので、周りの理解が何より必要だと思います。

他の参加者のみなさんより世代は上ですが、利用できる制度は利用しながら、仕事はこれからもずっと続けていきたいです。

水野

まだ入ったばかりで、正直なところ、結婚や出産などのイメージはわきません。

測量が好きで入ったので、今はどんどん仕事を任されたいです。測量の仕事をしていると、町が変わっていく様子を最前線で知ることができたり、空き家の増加などの社会問題の解決に役立つものを提供できたりと、本当に楽しいのです(笑)。

ただ、みなさんのお話を伺っていて、将来いろいろなことを考えなければいけないときが来るのだなぁと感じました。

将来的には管理職を目指したいと考えていますか?

津田

もちろん目指したいです。男女関係なく活躍できる環境が整ってきていますし、実際に女性管理職も増えてきています。身近なところにロールモデルの存在があるのはありがたいですね。社内にはメンタリングという制度があり、勤続2年目から、キャリアについて先輩のアドバイスを受けることが可能です。

ただ、結婚して家庭を持って、さらに管理職を目指そうとしたときには、自分の覚悟を上回るような困難に直面することもあるのではないかと(笑)。そんなときには、先輩に相談をしながら、よい解決方法を見つけていきたいですね。

今は、将来の自分のなりたい姿に向けて、金融スキルとリーダーシップ、マネジメント能力を上げるべく勉強の日々です。

梅基

実は以前の職場で、管理職的な立場で働いていました。

管理職ポジションというと聞こえはいいのですが、上にも下にも気を配らなくてはいけないので、大変だった思い出の方が多いです。周りの言うことを受け入れすぎてしまったり、要望や意見にどう返していいか分からなかったり、試行錯誤で悩んでばかりの毎日でした。

あのころ、今ここで開催されているような働き方セミナーや座談会があればよかったのに(笑)。今は多くの企業で支援制度や社内環境も整ってきているので、若い皆さんたちにはぜひ頑張ってもらいたいです。応援しています。

川森

今は技術者としての能力向上に重きを置いているので、正直まだ分からないのというのが本音です。でも目標は高く、将来的には管理職を目指して頑張りたいです。

もともと男性の多い職場でしたから、女性の働き方が変わって行くのはこれからだと思います。

幸いなことに会社では、女性にも男性同様チャンスを与えてもらえるので、まず自分が先駆けとして切り開いていきたいと思います。誰かがやらないといけないですし、待っていてもしょうがないですから(笑)。

今後は女性技術者が増えていくことが想定されます。よりよい環境づくりのために貢献していきたいです。

水野

管理職以前に、できることを増やしていくのが先ですね。女性や若手技術者の登用に積極的な雰囲気の会社ですし、上司も期待してくださっているので、なんでも1人で悩まずに相談していこうと思います。

今後の夢や目標を教えてください。

津田

家庭と両立しながら第一線で働いていきたいです。

ありがたいことに、勤務地を限定したい場合に、全国転勤がある総合職から、地域総合職へと転換する制度はありますが、先ほどお話した結婚・出産・育児等にかかる様々な制度を利用すれば、そのときの家庭状況に応じて働き方を選ぶことが可能です。こうした制度を利用させてもらいながら仕事を続けて、社会に貢献していきたいと思っています。

梅基

私自身よりも、若いみなさんへの言葉になるのですが、最近の若い世代は、私たちの時代に比べて、夫婦が協力して家事や育児をしているように思えます。自分の娘より若いみなさんが、ストレスなくずっと働き続けられるようになってほしいですね。

川森

今はとにかく仕事のスキルを身に着けたいです。手に職があると自分自身の強みにもなるので、技術士の資格を取るのが第一の目標。いつか子どもができて、ペースダウンするときの分まで、仕事の貯金を貯めておこうと(笑)。

結婚して子どもを持ったときに家庭と仕事とを両立していけるよう、まずは資格取得あるのみです。

水野

私も測量士の資格を取ることが大きな目標のひとつです。

そして測量という業界に新しい人が入ってきやすいように、環境を整えていきたいです。今日は私が一番の若年者で、経験豊富で魅力的なみなさんのお話を伺って、とても心強く感じました。ありがとうございました。