リュウジのバズレシピ 試食&トークイベント+ちょこっと家事シェアセミナー開催報告

今話題の料理研究家、リュウジさんを講師に迎え、「バズレシピ」をテーマにトークイベントを開催しました。
リュウジさんのレシピを楽しみながら、料理のこと、家事のことをみんなで一緒に考える貴重な機会になりました。

※「バズる」とは、SNSなどを通じて一挙に話題が広まることを指します。

日時 2019年11月17日(日)13:00~15:00

会場 ル・バンケぶどうの木

参加者 101名

料理&試食

イベントはリュウジさんの料理からスタート。短い調理時間にも関わらず、作ってくれたのはなんと4品!その料理も、トークしながら作っていくというスタイル。バズレシピというだけあり、誰でも手軽に作れてしまいそうなレシピの数々でした。

参加者のみなさんは、リュウジさんの話を、メモを取りながら熱心に聴き入っていました。料理はできあがった順に全員のテーブルに試食用として提供。参加者は手元のレシピを確認しながら、作りたての味を楽しんでいました。

この日のレシピは以下の4品です。

レンチンザワークラウト

【材料 4人分】

キャベツ 1/4玉
ベーコン 40g
小さじ1/3
★酢 大さじ1と1/2
★砂糖 小さじ2
★味の素 3ふり
★黒胡椒 少々
粒マスタード 少々

【作り方】

① キャベツは千切り、ベーコンは1cm幅に切る。
② キャベツに塩、ベーコンを入れ混ぜ、ラップし、レンジ600Wで3分加熱し、水気を絞る。
③ ②に★を混ぜ、粒マスタードを添える。

リュウジさん一言メモ

「本場のドイツではあたたかいまま食べます。このままでもおいしいし、冷めたらピクルス感覚で楽しめますよ!」

チーズかき玉スープ

【材料 1人分】

★卵 1個(常温にしておく)
★粉チーズ 大さじ2
★パン粉 大さじ2
★コンソメ 小さじ1
熱湯 250cc
黒胡椒 少々

【作り方】

① スープ皿に★を入れ、よく混ぜる。
② ①に熱湯250ccを注ぎ、さらによく混ぜる。
③ 仕上げに黒胡椒を振って、完成!

リュウジさん一言メモ

「誰でもできる簡単レシピなので、ぜひ作ってみてください。」

●レンチンチャーシュー

【材料 3人分】

豚肩ロースブロック 320g
小ねぎ 少々
わさび 少々
★酒 大さじ2
★白だし 大さじ1と1/2
★水 大さじ4
★塩 小さじ1/3
★にんにく 2片

【作り方】

① 豚肉と★を耐熱容器に入れ、レンジ600Wで5分加熱。
② 豚肉を返し、レンジ600Wで5分加熱後、粗熱をとる。
③ 豚肉をカットし、小ねぎをかけ、好みでわさびを添える。

リュウジさん一言メモ

「お酒のおつまみに最高です!煮汁と一緒にどんぶりご飯にしてもいいし、卵と一緒でもおいしい。最初の段階でフォークでぶすぶすさしておくと、味が入りやすいですよ。」

爆速ピーナッツバターチキン

【材料 4人分】

玉ねぎ 1/2個
にんにく 1片
生姜 1片
バター 20g
鶏もも肉 300g
トマト缶 1缶
ピーナッツバター 60g
コンソメ 大1
カレー粉 大2
少々

【作り方】

① 玉ねぎ、にんにく、生姜をバターで炒め、塩をした鶏もも肉も炒める。
② ①にトマト缶、ピーナッツバター、コンソメを入れ、とろみが出るまで煮込む。
③ ②にカレー粉を入れ、軽く煮込み、完成!

リュウジさん一言メモ

「こってりしたものが好きな人は絶対ハマります!ぜひ覚えて帰ってください。」

家事シェアセミナー

福多唯さんの司会で家事シェアセミナーがおこなわれました。

家庭内の家事シェアが進まない原因として、家事の担い手以外の人が「いつ、何をしたらいいのかよくわからない」「現状が見えていない」という理由があるのではないかと投げかける福多さん。

日々の暮らしの中には見えない家事がたくさんあります。

そこで「見えない家事&現状を見える化」すべく、参加者全員で普段の家事分担についてチェックリストを元に確認作業をおこないました。

普段の家事分担について、改めて振り返ってみた参加者の方たちからは、「チェックリストを通して、自分があまり分担できていないことを気づいた」「自分でできることを自分で、から始めようかな」などの感想があがっていました。

福多さんは言います。
「リュウジさんが『帰ってすぐにお腹が満たせて、満腹になり、太らない。そんなレシピ本を作る!』
という望みを持って本を作ったことをお手本にして、私たちも家事シェアに関して
『仕事があっても家事ができて、みんなが快適で、けんかにならない。そんな家事シェアルールを実行する』
ことを目指してみましょう」と。

望み=目標を決めたら
1.何が障害?を考え
2.障害の解消後の状況をイメージし
3.ナイスな手段を実行する

家事シェアを実現するために、上記の3つのステップを大切にしながら、「今日リュウジさんに会えた幸運をこれからの暮らしにつなげよう」と締めくくりました。

リュウジさんトークショー

聞き手:福多唯さん

「上がりすぎている家庭料理のハードルを低くしたい。料理は義務ではなく、楽しむものだから」

以前にリュウジさんのツイッターが大変話題になりました。あのツイートをどんな思いで書いたのか教えてください。

僕は世界各国の食を見て回ってきましたが、日本は家庭料理のレベルがすごく高いんです。日本の食卓に並ぶのは、和食だけではありません。いろいろな国の料理が出てきます。こんなにバラエティーに富んだ家庭料理を出す国はないですよ。他の国では、毎日のメニューがだいたい決まっていて、日本で言うところの煮つけや焼き魚が基本です。加えて、屋台文化が発展している国も多く、庶民が気軽に外食をしています。

家庭料理は、あくまでも選択肢のひとつです。楽しみのひとつとして、食事をしながら団らんするというもので十分。料理が生活の足かせになってはいけません。

今は家庭料理のハードルが上がりすぎています。僕は、「時短料理でもこんなにおいしく作れる」と、そのハードルを低くしたい。心を軽くして、料理を楽しんでほしいです。料理は決して義務ではないので。

男性が料理をすることのプレミアム感がある一方で、女性が料理できないことのプレッシャーがあるようです。

僕のSNSにはフォロワーの方からの悩みなども寄せられます。その中で、「夫の好みに合わせられない」という悲痛な声が多いことに驚きました。なぜ多くの女性がこんな悩みを抱えているのか。逆に、男性が料理をすると、「すごい!」「偉い!」と必ず言われます。好きでやってるだけなのに(笑)。

確かにひと昔前までは「男が料理をするなんて」という考え方が主流だったのでしょう。でも時代が変わり、働く女性が増えている中で、昔の文化を引きずる必要はありません。

「夫がおいしいと言ってくれない」という悩みに、僕ならこう答えます。「その夫に料理させてください」と。作ってもらったものを低評価するくらいなら、自ら好きな味付けで作ったらいい。人の味覚にはばらつきがあります。家族内であっても、全員の期待に応えるなんて無理ですよ。

そもそも男性も料理に精通すれば、女性の悩む気持ちが分かるはず。お互いが料理をすることで、苦労を理解し合い、歩み寄ることができるのではないでしょうか。

根強く残る古い風習をどうやったら新しいものに変えていけるのでしょう。

かつて「男性は外で働き、女性は家事をする」という文化があったことは分かります。でもそれを今の時代に生きる人に押し付けるのは、ちょっと違いますよね。

例えば、料理を作ってくれた人のことを思えば、食べた人が片づけをするのは当たり前のこと。性別うんぬんではなく、思いやりの問題です。

結婚したときに、育ってきた家同士の違いが表面化することもあるでしょう。そんなときは、互いに自分の正しさだけを主張せずに、「私たちはこうしようね」という話し合いをするといいと思います。

家事にプレッシャーを感じている人、特に料理について悩んでいる女性は非常にたくさんいます。だからこそ、これからも時短料理を提案しながら、世の中に一石を投じていきたいです。

トークショー後の質疑応答の時間には、「どうしたら夫に魚を食べてもらえるか?」「野菜をたくさん食べるコツは?」「パン粉やピーナッツバターなどを入れようという発想はどこから来るのか?」など、次々と質問があがり、リュウジさんはそのひとつひとつに丁寧に答えていました。

参加者の方たちは、みなそれぞれ料理へのヒントをもらえたようです。

リュウジさん、素晴らしいお料理とトークをありがとうございました!

【取材・編集】子育て向上委員会 長谷川由香